モンテッソーリ教育はじめました。園の様子、評判など

モンテッソーリ教育はじめました。園の様子、評判など

3ヶ月ほど前から、週1回、息子Kとモンテッソーリ幼稚園へ通っています。

モンテッソーリ教育というと、

高校生将棋棋士として活躍する藤井聡太七段が幼少の頃受けていた教育

として注目を浴びました。

 

本来は専門の施設で長期にわたって行われる教育法ですが、

近頃は様々な幼児教室や一般の保育園・幼稚園でも、

そのエッセンスが取り入れられています。

 

モンテッソーリ教育って何をするの?

モンテッソーリ教育で育てるとどうなるの?

 

園でのKの様子、周囲の人からの評判と共にお伝えします。

 

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モンテッソーリ教育とは?

 

モンテッソーリ教育は、イタリアで初めての女性医師であり、

また教育家でもあったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。

 

子どもは生来「自分を育てる力」を持っていることを前提に、

 

教育者は、子どもが自発的に活動するための環境を整え、

また②子どもがその活動を通じて成長するのを見守ります。

 

 

「見守る」というけど、結局は子どもを放っておくということ?

 

・・・と思いきや、

実際はかなり細やかなフォローをするのが

教える側の仕事になります。

 

まず、①「環境を整える」については、

例えば、子どもたちが自ら手やお皿を洗うためには、

水回りやお皿は子どもたちの体に合う高さや大きさでなければなりません。

 

モンテッソーリ教育においては、

こうした「子どもサイズ」の設備

子どもたちに用意されます。

 

また、②「見守る」について、

モンテッソーリ教育では、

子どもたちには「敏感期」があると考えます。

敏感期とは、「特定の事柄に対して強い感受性が現れる時期」のこと。

 

つまり、子どもたちは皆それぞれに

 

「これがやってみたい!」

「あれができるようになりたい!」

 

と感じる時期を持っていると考えます。

 

 

今何について敏感期を迎えているか、

どれぐらいの難易度が適切なのか、

観察により察知し、

それに応じた特別なおもちゃである「教具」を用意します。

 

そして教える側は、教具に興味を持った子どもに、

その使い方を丁寧に教えます。

 

②見守ると言ってもただ漫然と見ているだけではないんですね。

 

子どもたちはこうした①環境②見守りの中で、自らその教具で遊びます。

これを、子どもの「お仕事」と呼びます。

 

 

子どもたちに「お仕事」に没頭してもらう

そしてそれによって

生活能力と自己肯定感を高める

 

 

というのがモンテッソーリの教育法なのです。

 

 

モンテッソーリ教育に挑戦!

 

Kは日本にいた頃、「Baby Park」という親子教室へ通っていました。

Baby Parkの教育法にも、モンテッソーリのメソッドが沢山取り入れられています。

 

「自分を信じ、愛して生きてほしい」

「息子の主体性を尊重できる、『待てる』親でありたい」

 

モンテッソーリ教育の考え方や指導法は、

私のそんな思いに、まさにピッタリ、合致している気がしました。

 

「もう少し本格的にモンテッソーリ教育に取り組んでみたい!」

 

そこで渡豪を機に、

オーストラリアのモンテッソーリ幼稚園が開いている

3歳未満の子ども向けのモンテッソーリ親子クラブに

入会してみることにしました。

 

 

モンテッソーリ幼稚園へ。気になるお部屋の様子は・・・?

 

モンテッソーリ幼稚園って、実際どんなところだろう・・・?

期待に胸を膨らませて初登園。

 

 

「か、か、か、・・・」

 

「かわいい!」

机も椅子も棚も洗い場も、お皿もトングも布巾も、箒もモップも何もかも!

全てが子どもに合わせた小さなサイズ!

 

大人の私からすると、

まるで小さなおもちゃでおままごとをする場所のよう。

 

でも、おままごとではないんですね。

ここはどんなに小さくても、全て「本物」

 

蛇口をひねると水が出る。

お皿を落とすと割れる。

クラッカーにジャムを塗って食べる。

汚したら布巾で拭く。箒やモップで掃除する。

 

ここは立派な、生活訓練の場所でした。

 

モンテッソーリではこうした環境を「幼稚園」ではなく、

「こどもの家」

と呼んでいます。

 

まさにその通り。

子ども背丈に合わせた、生活の場所です。

 

なお、上述のような、生活に直結する教具ばかりではなく、

お絵かきのセット、貼り絵のセット、

絵本や車のおもちゃ、砂場に水遊び場と、

他にも様々な教具や環境が揃っています。

 

これらの物もただのおもちゃではなくて、

指先の緻密な動きを鍛えたり、

色や物の概念を理解することにより、

間接的に生活能力を向上させるためのものなのです。

 

 

モンテッソーリ「こどもの家」での子どもたちの様子

 

本格的なモンテッソーリ「こどもの家」ではありますが、

私たちが入会したのは小さい子向けの親子クラス。

幼稚園のプレ入園のようなものです。

 

園内に入ると、乳幼児がそれぞれに、

教具に一生懸命取り組んでいます。

 

ある子どもは貼り絵をし、

ある子どもはオレンジを絞ってジュースを飲む。

またある子どもは水場で水を触ったり、ジョウロで水をこぼしたり。

 

不思議なのは、幼い子どもばかりであるにもかかわらず、

皆、比較的静かに遊んでいる

ということ。

「お仕事」に没頭しているからなのでしょう。

 

もちろん、物の取り合いや愚図りで騒がしくなることもありますが。笑

それでも3歳未満の子どもばかりが集まっているとは思えないほど、

静かで穏やかな空間でした。

 

どんなに幼くとも、集中して物事に取り組めるんだなあと

ちょっと感動したのでした。

 

 

さて一方、我が息子Kですが・・・

入園初日は、愚図って泣くわ、怒って叫ぶわで、

申し訳ないほど騒がしかったです。笑

 

でも、何回か参加しているうちに何をする場所なのかを理解したようで、

穏やかに、様々な教具で「お仕事」をするようになりました。

 

 

ただ、車のおもちゃ教具で遊ぶことも多く、

(※Kは車が大好き)

 

「これって家で遊んでいるのと何が違うんだろう・・・」

 

と、モンテッソーリ教育に息巻く親としては

少し残念な気持ちになることもあります。笑

 

家からやや遠く

毎週朝の渋滞の中車で通っていることもあり、

このまま続けるか否か、少し悩んでいるところではあります・・・。

 

 

モンテッソーリ「こどもの家」、周囲での評判は?

 

さて、そんなモンテッソーリ「こどもの家」ですが、

実は周りのご家族からは、あまり良い評判を聞きません。

 

「子どもが1日行って20枚くらい絵を描いて、持って帰ってきたの。

それしかしなかった、楽しくなかったって。」

「あまりにも静かで、子どもが楽しそうに見えなくて。」

 

確かにこの環境は、

万人受けする感じではないかなー

と感じました。

 

理念や実践方法も素晴らしいと思うのですが、

静かな環境で黙々と各々作業するというのは、

幼い子どもにとっては難しいこともあるでしょう。

 

ただ一方で、楽しんで通っている子どももいて

場所によっては人気のあまり

ウェイティングリストがあるところもあります。

 

 

モンテッソーリ、通う?通わない?

 

きっと

どんなに良いと言われる教育方法も

合う合わないがあるでしょう。

 

我が子の様子をしっかり観察して、考えて決断できたら、

何であってもそれが最高の教育法なんじゃないかな、と思っています。

 

 

日本での幼児教室も含めモンテッソーリ教育を受け始めて半年ほど。

Kは相変わらず不器用だったり手が荒いこともあります。

 

でも一方で、例えば大きなビーズの紐通しなど、

今までできなかったことをある日突然、再びやりたがって、

やってみたらすんなりできて、一緒に喜んでいたりします。

 

これって、別に、

モンテッソーリ教育を始めなければできないことではないです。

でも、

モンテッソーリ教育を始めたからできたことではあります。

 

モンテッソーリ教育を始めて良い方向へ進めたと感じることは、

Kについてはもちろん、私自身についてもあります。

親として見守る姿勢とか。まだ修行中ですが。笑

 

要は一つの良いきっかけだったり、

その時々の指針だったりするということでしょう。

 

ですので、もう少し、

このモンテッソーリの親子クラスに参加してみようと思います。

 

また入園するか否かを決めたら、改めてご報告します!

 

Lily

 

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